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ボクは真新しいナイフを眺めて物思いに耽る
  2024/05/05 [14:09] (Sun)
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  2007/04/14 [21:03] (Sat)


我が身の甘んじていた幼さは、
交わされる言葉をいつも黙然と聞き過ごさせた。

無邪気は罪?

虚構に気づかぬ愚かさで"家族"という薄氷踏み抜いて、
絶対零度が澱む小さな穴に落ち込んだ。

あの時、這い上がろうとしなかった。
そんなこと考えもしなかった。
ソコの寒さに身体が動かなくなっていくことさえ、
知らなかった。

"たすけて"

叫ぶ声を持たなかった。
何も判っていなかったから。
落ち込んだ深みを理解しなかったから。

求める救いが必要だなんて----


『誰も教えてくれなかった』

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  2007/04/13 [09:22] (Fri)


 止められる自信などありはしない

 止める理由さえありはしない


 統べる理性を見失う






  2007/04/12 [23:14] (Thu)


雨垂れに濡れる窓
眼を逸らせた青年が呟く

「つまんないコト聞かせちゃったね」

少女はまだ雨の止まないその景色を、
青年と同じく眺めながら
そっと首を振る

「……ありがと」

小さな言葉は雨の雫に流され
知らなかった心を写し出す

でも、それはきっと
太陽が覗けば
脆くも消えてしまうものなのだと
知っているから

せめてこの雨が止むまでは
しっかりと聞いていようと思う

静かな雨音に紛れ込む
この静かな声を




  2007/04/12 [23:07] (Thu)


僕にとって嫌なことは、みっつ。
1.あの子に呆れられること
2.あの子に怒られること
3.あの子に無視されること
そして最近、4つめが出来た。
これがかなり辛い。
嫌なこと、なんていう我慢のラインを通り越し、それは立派に苦痛の域。

それが、
あの子と普通にデートすること
まったくもって笑えない。

カッコいい僕を見て欲しいから




  2007/04/12 [15:58] (Thu)


 噛み締めた奥歯が軋む
 幻想なんて抱いてない
 求める無駄を知り尽くしている
 でも、
 だから、
 押し潰されそうなこの時を堪えようとする

 判っている
 逆らいはしまい
 何の為に、こうやって膝抱えているのか
 そんなことちゃんと判っている
 言われなくても、
 言われないから、

 まだ、これからもずっと期待していたいんだ








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